アドバイザの責務
可能性を結果に変えることこそが、私の目指すアドバイザの人物像です。
アドバイザとは
30歳も半年経ち、明日は団体の年次総会で語るにあたり、目指すアドバイザ像を明確にしましょう。
私は自分自身で、日本のボランティア団体でも異色な「アドバイザ」という、ある種「偉そうで何もしない」嫌味な担当を自団体に作り、あえてそれを自らに課しました。外野からは華やかに聞こえる名前かもしれませんが、実際は相当の覚悟と思いが必要な、地味で泥臭いものです。
私は現在、自ら活動へ満足に参加できないけれど、コミットメントできるわずかな時間の中で、結果に対する責任を自ら課しています。まさしく、転職先の仕事で求められているスキルを、リアルタイムでボランティア団体にも反映させる必要があります。
- 本業と団体を問わず、どんな事件が起ころうと、常に前向きに進めねばならない。
- 時間や人的リソースが足らなくても、言い訳をしない。
- しかも、かつてのように、私自身は団体内でイニシアチブを執れない。
そんな課題があります。
アドバイザの役割
そこで私ができることは、限られた時間を使って、「思い」で人を動かすことです。
- 「活動は自主的に創出・推進する」
- 「会員は事務局の”お客さん”ではない」
- 「水族園に対する攻めと守りの姿勢」
そんなことをじわじわ伝え実現に向けていく活動は、現場の解説ボランティアからは誰からも、必要だということを教えてくれません。だからこそ、そのマインドを多くのメンバと共感し、考え、実践し、そしてさらに多くの人の行動へと結び付けさせなければなりません。多様なタレントを持った素晴らしいメンバが結集しているのですから、劇的な化学反応が生まれないはずが無いのです。
必要な姿勢
私たちの保全活動・環境教育活動に、期限はありません。いつまでも継続させていくものです。しかしそれは、時間に余裕があることとは違います。むしろ、今すぐに行動を起こし、いち早く成果を挙げることを求められています。世界水族館会議の開催について、4年に1度などという悠長なことを言っていられなくなったことが、世界的な潮流です。
そこに、手段を選んでいる余裕なんて、許されていないんです。(コンプラ・ガバナンスの点で、最低限のラインは守りますが。)迷っている暇などありません。
私がアプローチするのなら、これまで築いてきた牙城、数学×物理×教育×テクノロジー×環境×金融×非営利×マネジメント、そして今後さらに拡大させる守備領域、あらゆる世界観をもってして、ようやく初めて実現の糸口が見出されるものだと考えています。
実現のためには、私が時間に対して1対1で、ガイドの活動を頑張るだけでは不可能です。とりわけ私は、自らによるコミットが0.1ぐらいに制限されていて、そこから100や1,000の結果を出そうとしているわけです。たとえばある種、経済学的な考え方もそこへ応用する訳です。
活動の継続・推進を、可能性だけで終わらせないこと、それが私の目指すアドバイザの人物像です。
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